シャツ生地ストックルーム＆播州織について

こんばんは。梅雨明けが待ち遠しい神戸ですが、しばらくパッとしないお天気が続きそうです。セミの鳴き声もまだ聞けてこないので、もうしばらく梅雨を楽しみたいと思います。

神戸コトノイロシャツで使用している生地の多くは兵庫県北播磨地方を中心に作られている播州織です。今日はそんな播州織の歴史を少しお伝えしようと思います。

播州織の起源は、寛政４（１７９２）年に宮大工の飛田安兵衛が京都の西陣から織物制作の技術を導入した事からと伝えられています。当初は、農家の閑散期の業として取り組み始められました。しかし播州織が現在まで続く産業になったのは地域の特性などが関係しています。この地域には加古川・杉原川・野間川があります。これらは豊かな水量の上、水質が染色に適していた軟水でした。それとこの地方が温暖な気候で綿花の栽培に適していた事もあげられます。これらの自然の恵みともうひとつ大切なものが播州織の発展を支えてきました。

それは先人達の新しい物作りへの追求心や絶え間ない努力です。この精神は現在も受け継がれ常に新しい播州織が生まれています。コトノイロシャツでは地場産業の播州織を少しでも皆さんに知っていただけるように今後も神戸から発信していこうと思います。シャツの事や播州織の事などお気軽にご質問くださいね。