神戸のシャツ屋さん七つ道具　その②（アイロン）

こんばんは。いつも神戸”コトノイロシャツ”のブログをご覧いただきありがとうございます。今日は雨が降ったり止んだりの神戸でしたが、シャツを一枚できれる快適な気候でした。

みなさんは、シャツをご家庭でお洗濯されますか？播州織などの天然繊維の場合、シワになるという特徴があります。シワ感が好きという方もいらっしゃれば嫌いという方もいらっしゃると思います。今日はアイロン掛けのワンポイントアドバイスとアイロンについて少しお話させていただきます。

シャツ作りのみならず縫製の場では、アイロン掛けは非常に大切な工程です。仕上げるのに使用する以外にも、中間工程でも多用します。中間工程でアイロン掛けを丁寧に行う事で、出来栄えは見違える程によくなり、型紙作成時に近い状態で仕上げる事ができます。商品として皆様にご提供できるかできないかを分けるポイントにもなります。ですので、ご家庭でミシンを踏まれる方はぜひアイロン掛けを丁寧に行ってみてくださいね。

ご家庭でシャツをアイロン掛けするのが苦手という方も多くいらっしゃると思います。一番重要なポイントはアイロン台とアイロンを置く場所です。苦手という方の多くは面倒くださいという理由が一番です。なのでアイロン台とアイロンを常に見える所に置いてください。押し入れの一番手前に置いてあるという方も多いと思いますが、それこそがアイロン掛けを避けるポイントになっています。常に見えるところ動く導線にあれば、おのずとアイロンを近くに感じられます。ぜひ配置換えをしてみてください。アイロンについては、まだまだお伝えしたいことがたくさんありあります。シャツの掛け方のポイントなどはまた今度お伝えしますね。

また文章中で、「型紙作成時に近い状態」という曖昧な表現を使っております。これについてはまた後日詳しくお伝えしますね♪