神戸のシャツ専門店　-襟の返り-

梅雨に入っても比較的週末のお天気はいい神戸です。土日もシャツ日和になってくれるのでしょうか。

今日は襟のお話を少しさせていただきます。年に数度お客様から「襟を立てて着たい」というお声をいただきます。襟を立ててシャツを着る事は可能なのですが、しっかりと縫製されたシャツに関しては立ちにくいです。理由はシャツやジャケットの襟は折返した状態できれいに収まるように作られているからです。どういう意味かというと襟には表と裏（もしくは表と見返し）があります。二枚重ねになった襟は折って着用しますが、その際に表側の外周と裏側の内周の寸法が異なるためです。表襟を裏襟より大きくして、折った時に同じもしくはそれより大きくなるようにします。写真を見ていただいて分かるように、表襟が綺麗に返りすんなりとカーブを描いていますよね（襟を折っていない状態で）。縫製がよいシャツと悪いシャツとの違いのひとつでもありますので、ぜひお買い物の際の参考にしてください。

今回の襟に関してのブログは、襟の中に使う芯やお客様の体系によって必ずしも一概に言える事ではありませんので、いち神戸のシャツ屋さんのシャツ作りの工夫としてご理解ください。

一週間おつかれさまでした。明日がお休みの方もお仕事の方も、ステキな金曜の夜をお過ごしください♪