桜満開の神戸からシャツのご紹介

おはようございます。各地から桜の便りが届いていますね。みなさんのお住まいの地域はいかがでしょうか。神戸も先週末がお花見のピークのようでした。今はまだ雨が降っていませんが、昼から夜にかけては全国的に雨予想となっています。桜が満開でしたら耐えれるでしょうが、ピークを過ぎていると一気に散りそうですね。開花が例年より遅かったですが、入学式が多い今日に照準をあててくれたかと思うと嬉しいですね。ちなみに私の甥っ子達も今頃心躍らせながら入学式に臨んでいると思います♪

そんな今日に相応しい？シャツのご紹介です。パリで発表した中でも一番春らしいシャツだと思っています。今回のコレクションでは2種類プリント生地を用意し、こちらのシャツは大胆な切替が特徴のシャツになります。シンプルに見えると思いますが、とても縫製が難しいシャツなんです〜。プリント生地というのは、生地をプリントした時点で若干のズレが生じ、その後の色止め加工などによりさらにズレが生じます。加えてプリントする本体の生地の特性も加わり、企画段階で作ったデータとしてズバリの生地が出来上がらないんです。パンツのように総柄だと特に問題ないのですが、シャツのようにパネルラインに切り替えした際は、このズレが厄介なんです。写真で確認していただける前立て(ボタンを閉める箇所)はもちろん、その他もです。比較的、前たては調整しやすいのですが、ヨークと前後身頃の縫い目部分が、、、。そこを縫製の様々な技術を屈指して縫い上げています。また四角のプリントが特徴的なシンプルな切り替えと感じる方も多いと思いますが、実はそれこそがお洋服の面白いところですね。人間の体がダンボールのように立方体ならサイズを測って直線で繋げば簡単に切り替え線が引けると思いますが、人間の体はそうではなく複雑な曲線なんです。なのでこのシャツのように、着用して直線に見えるということは、生地に曲線のプリントを施しているからなんです。このブログを読んでいただいた方は、そんな観点でもこのシャツの魅力を感じていただけるのではないでしょうか。ちなみにオリジナルプリント生地を使用のため、こちらのシャツは少量生産となります。どうぞご了承を〜。

少しだけ時間ができたので、雨が降る前に一人花見をしてきます。皆さんもぜひ春を満喫してくださいねー♪

COTO no ILOR SHIRT　コトノイロシャツ　ショップ＆アトリエ

住所　〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通4-3-17 清和ビル1F