こんにちは。いつも神戸コトノイロシャツのブログをご覧いただきありがとうございます。気がつけば7月に入ってもう10日、、、はやいですね。挨拶がわりに暑い暑いが定番になってしまいそうです。でもそんな暑い暑いと言うのも、お盆まで。というのが一昔前までの定番だったと思います。でも今ではお盆が明けて9月に入っても暑さの底は見えない年が多いように思えます。ぜひ無理をせずにこの季節を乗り切りましょう!すごい余談になるのですが、おばあちゃんっ子だった僕が祖母から教えてもらったお盆の挨拶をご紹介させてください。響きが大好きなんです!
「よう参り〜」
お盆のお墓参り中に出会った方への挨拶のフレーズです。おそらく、「よくこんな暑い中お墓参りに来られたねー」という意味だと思います。播州地方のごく一部の地域の挨拶だと思いますが、なんかホッコリする気持ちになるんです。皆さんのお住まいの地域でもきっとこのように素敵な方言があるんでしょうねー。
今週の新作シャツはメンズ半袖シャツです。先週と同じ播州織のデットストック生地を使用しています。前回は説明を省いたのですが、マルチカラーに見えるところには播州織の独自のアレンジワインダーという技術が使用されています。このアレンジワインダーとは、機械のことです。織り上げる前にアレンジワインダーと呼ばれる機械で違う糸と違う糸を結びます。単純に結ぶだけではなく、もちろん解けないようにです。ですので繋ぎ目は両糸の端がピョコンと出ています。そしてその糸を使用して織り上げるので、生地からも自然と糸が出てくる箇所があるという特徴が挙げられます。ちなみに先ほど機械と説明しましたが、機械だけではなくこの糸で作られた生地や製品もアレンジワインダーと呼ばれていますー。ですので先染織物の播州織で生地を生産すると、このアレンジワインダーの箇所がランダムに出現して唯一無二の織物になるというのが特徴です。
アレンジワインダーに関しては、糸がピョコンと出るという特徴からB品として取り扱われることがあります。そのため流通量が少ないとも言われています。実際は糸が解けることもなく、もちろんB品でもありません。単純に販売員さんへの共有が行き渡らないことが主な原因だと推測しています。しかしながら顔が見える物作りを大切にしている神戸コトノイロシャツでは、その魅力と説明を差し上げてからご提供させていただいているため、シャツに仕立てることができています。そしてそんなブランドの考えを尊重し生地を分けてくださる播州織職人さんにも感謝です。ありがとうございます。
播州織は兵庫県の地場産業でもあります。神戸から西脇へは車で一時間ほどですので、コトノイロシャツへお越しの際はぜひ遊びに行ってみてください。日本地図でいうと西脇はちょうど中央に位置するということで「へそ公園」という公園があったり、食べ物でいうと播州織ラーメンもオススメです〜!そして県外からお越しの方はふるさと納税のご利用やご案内もさせていただいてます。ぜひご利用ください!それでは〜、今日も良い一日を♪
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