こんにちは。いつも神戸でシャツを手がけるコトノイロシャツのブログをご覧いただき、ありがとうございます。昨日の神戸は年に一度の神戸マラソンの日でした。快晴に見舞われた神戸で、多くのランナーの方が走られたようです。今回からゴール地点が、ハーバーランドに変更されたという事で、アクセス面が良くなりたくさんの方が応援にこられた事も特徴だったのではないでしょうか。そしてありがたいことに今年は42.195km走った後にも関わらず、せっかく神戸に来る予定ができたのでということで寄ってくださったお客様がいらっしゃいました。頭が下がります、、、。そんな距離走った後に神戸を満喫する余力が残っているだなんて。今日がお仕事の方も多いと思いますので、みなさんがどうぞ無事に一日を過ごせることを願います。
今日ご紹介するシャツは久しぶりのダブルガーゼシャツです。本当に嫌いなんです。しかも今回は柄合わせの播州織生地、、、。ダブルガーゼ生地とは、ガーゼと呼ばれる空気を包み込みように密度を荒く織られたガーゼ生地を、2枚重ねた生地。病院や保健室でよく聞くあのガーゼです。2枚重ねることで間に空気層ができ保温性がある事が特徴で、今回のように違う生地同士を組み合わす事が多いです。その2つは一定間隔でつなぎ合わされているので、パカパカ動いたりしないという構造になっています。そして今回使用したこの播州織のダブルガーゼ生地が、そのつなぎ合わせるポイントが少なめ。ということは2枚が離れやすい状態にあるということです。
その解決策は縫製前に2枚を離れないようにすることしかないんです。水溶性の糊やロックミシンなどを使うのもよいでしょうが、コトノイロシャツでは出来上がりに影響しないところに普通のステッチをかけています。もちろん全パーツの全縁にです。考えただけで嫌になりますよね。物によっては解けやすそうな箇所だけで済むのですがこの生地は全部やらないとだめです。それが第一の関門。そしてブレっブレのこの生地は縫製も一苦労。いや二苦労、三苦労です。そして三つ目は、、、。長くなるので次週のブログで丁寧にお伝えします。
今週分のこの柄はベージュ系のチェック。無地面のベージュの明度が少し気になったのでチェックをメインに衿とカフスを無地面で使用しています。ちなみに気になるというのは明る過ぎるという意味です。来週は同企画の播州織ダブルガーゼ生地を使用し形も同じムササビシャツをご紹介予定です。色はカーキ、そして生地の配置は今回のシャツとは変更しています。通販ではすでに掲載していますので、気になる方はそちらからご確認を。ではでは良い一週間の始まりになりますように♪


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