神戸コトノイロシャツ新調スタイル

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こんにちは。今日も神戸からカジュアルシャツを届けるコトノイロシャツのブログをご覧いただき、ありがとうございます。神戸や関西では、一昔前は9月から新学期という印象でしたが、最近は8月から学校が始まっている地域もあるのでしょうか。8月も最終週ですので、まだ夏休みというお子さんもすでに学校が始まったお子さんも、夏の締めくくりの準備をしましょう!

今日の写真は先週のブログで紹介したズタボロエプロンの新調ヴァージョンです。もちろん神戸のアトリエで作成しました!先週お伝えした通り今回の写真もインターン生が撮ってくださっています。こんなシワシワは良くないとアイロンがけを勧めましたが、不要とのこと。このシワ感が素材感を表すために必要だったのでしょう。世代間のギャップです。でもこういう若い世代の感覚を学べるのも、インターンを受け入れたからこそ得れるものですし、感謝です。

こちらの生地ですが、もちろん播州織を使用しています。この播州織の特徴は、綾織で耳にオレンジ糸が使われている「生機(きばた)」であるというところです。播州織に限ったことではないですが、生地は製織された後に、使える生地にするために加工がされます。その加工をする前の生地が生機で、一番の特徴は縮みが出やすいという点だと思います。非常に厚いキャンバス地ということもあり、オーダーやオリジナルシャツでは使用するつもりなく仕入れていた生地で、神戸の直営店のバックヤードの内装に使っているような播州織になります。なので逆にサイズに左右されず厚手であるという事が今回この播州織を使用した理由です。

在庫が少ないことは理解していたのですが、型紙を置くと本体を一枚で裁断できないことが発覚!でもすぐに閃きました!せっかく耳が可愛いので、それをデザインに取り入れよう!と。それ以外にも生地の都合でデザインを変えたりしましたが、素敵なエプロンが出来上がったと満足しています。そして着用して感じたことをレポート!
①綾織より平織りが向いている。②厚さより密度が重要。

今まで使用してきたエプロンが優秀だったと改めて思いました。①の理由ですが、綾織はその構造上、糸屑などが絡まりやすいというところです。平織に比べて糸の浮きが多いのでそれが原因で、作業中に出る糸屑がエプロンから簡単に落ちてくれず、エプロンに残ってしまいます。なのでミシン作業ようのエプロンでは、平織りの方が勝る点だと思います。
②は重量が少ないと逆に疲れるという点です。一日中エプロンをしていると紐が緩くなったり、位置がズレる事があります。その際にある程度重量がある生地だと、その異変に気づきやすいんです。でもそれがないと気付かず知らず知らずの間に、首に負担がかかってしまうんです。と言うのも、そもそもエプロンをする時の支点をウエスト紐にしており、首のループは浮いた状態で着用目的では使用しておらず、首に負担がかからないようにしているからです。ですので重量が少なければ紐が緩んだりズレたりして、逆に知らず知らずの間に首に負担をかけているということです。新しいエプロンと古いエプロンでは生地厚自体は似ているのですが、持つと重量は歴然。ズタボロエプロンはどっしりとしています。餅は餅屋、エプロンはエプロン屋です。(あっ、シャツはシャツ屋も、、、。)

そんなエプロンをしてステッチのMUSASABIを多数追加していますー。在庫があるうちにぜひチェックしてみてくださいねー。
https://cotonoilor.theshop.jp/items/42577348

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