雨上がりの神戸からシャツ

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こんにちは。10月も下旬に入り、神戸は昨日今日の雨が空気を一変させてくれるようです。夜にかけて気温が下がるとのことですので、神戸で夜を過ごされる方は羽織を一枚持っている方がいいかもしれませんね。本格的なシャツシーズンの突入なので、ワクワクします〜♪

そんな中、少し前から展開しておりました変形シャツをレディースでも作成しました。生地は同じく播州織のハロウィンカラーです。
先日からハロウィンカラーとお伝えしていましたが、この色はハロウィンからではないかもと思い始めてきました。ハロウィンはカボチャですよね。これはサツマイモ色なんです。ハロウィン=秋、秋=芋、と頭の中で変換されてしまい、サツマイモカラーをハロウィンカラーと表現していました。あっ、でもよくハロウィンの時期はカボチャのオレンジと一緒に紫色が使われているような気も。完全に勘違いでもないのでしょうか、、、。

そんな事はさておき生地の他の特徴を。生地は兵庫県の地場産業の播州織を使用しておりますが、少し変わった生地でとてもハリ感が強いです。触るとシャカシャカと音が鳴るほどで、綿100ですか?とよく尋ねられほどです。打ち込みが良いと表現されるのですが、非常に高密度で織られている播州織になります。表情は面白いのですが、縫製面ではとても難易度が高い生地になります。
こういう生地の場合「目飛び」と呼ばれる症状が現れやすいんです。上糸と下糸が正常に噛み合わない現象で、分かりやすくいうとステッチ幅が一部箇所で飛んでしまい長いステッチになるという感じです。針や糸の種類を変えることで対処することもできますが、打ち込みが良い生地なので極力細いものを使いたい。そうなると縫製で賄うしかないですよね。実はこれが面倒。なんせ全箇所でリスクがあるからです。もちろん経験上ここの箇所に発生するという予測はできるのですが、なんせシャツですのでメチャクチャステッチ数が多く気を使う箇所が多いんです。
来週の新作シャツでこの生地での生産は終了予定ですのでホッとしていますが、独特の生地感をみなさんに楽しんでもらいたいと思いこの10月はこの生地と向き合ってきました。ぜひハロウィンシーズンのこの時期にご愛用いただければと思います。ちなみに毎回ブログをご覧いただいている方は、来週の新作シャツの予測がたったのではないでしょうか?

メンズシャツでは新しいベーススタイルで商品化しておりましたが、レディースシャツでは既存のシルエットからの展開となっています。そのため普段のサイズ感と同じサイズ感での展開です。首回りの開きがありますので、着心地的には少しゆったりと感じられるかもしれませんが♪
では本格的な秋をぜひシャツと一緒に楽しみましょー!

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