こんにちは。いつも神戸でシャツを専門に手がけるコトノイロシャツのブログをご覧いただき、ありがとうございます。神戸も夏真っ只中という感じで、先日お客様と「”暑い”しかいう事ないねー」という会話が生まれたほどです。ほんとその一言に尽きます。クーラーを上手に使ってこの暑さを乗り越えましょー。
これほど暑いとシャツ好きの方以外はシャツを着ると言う考えに至らないですよね。でもオーダーシャツはお仕上げまでに約1ヶ月お時間をいただいています。そうなんです、実は秋口に新調したいと言う方は今がまさにご注文のタイミングなんです。例年9月頃にご注文が殺到しその時期になると長い年は2ヶ月のお時間をいただくことがあります。早い時はお盆明けから繁忙期の気配を感じますので、タイミングを見計らっておられる方は、ぜひお盆までにお越しいただければと思います。そして、ぜひ県内の方は7月31日から利用できる「はばタンPay」を、兵庫県外の方はふるさと納税や旅先納税をご利用ください。物価高が続きますので、これらを利用して少しでもお得にオーダーしていただければと思っています。
新作シャツの紹介もさせてください。直線に「見える」切り替えを入れた白シャツです。以前にもこのように前から見ても後ろから見ても、直線に切り替えが入っているシャツを販売してきました。
人間の体は複合曲線であるため衣類は立体なんです。そしてそこに「単純な直線」で切り替えを入れるだけだと「直線に見えない」んです!なので人が着用した状態で直線に見えるようにするには、「カーブ」をかける必要があるんです。今回はこのカーブをヨーク部分だけにかけて、身頃は生地の柄を活かすために直線切り替えにしています。これがこのシャツの一つ目のこだわりです。
二つ目は身頃切り替えの処理の仕方です。今までは比較的「折り伏せ」と言う技術で切り替える事が多かったのですが、今回は写真のような仕立てでステッチが表に掛からないようにしています。具体的には縫い代を多めに取り2枚を中表で縫い合わせ、その後にそれぞれの縫い代を三つ折りに処理するという方法です。パイピング処理や袋縫いなどで処理することもあるのですが、今回はこのようなやり方を採用しました。もしかしたら名前がついている処理方法かもしれませんが、オリジナルシャツ&オーダーシャツともに初めての方法だったのではないかと思っています。
ちなみにストライプに見える生地は播州織のタック入り生地です。この生地はこのシャツで使い切ってしまいましたが、このような特殊な生地もご用意しているんです。この生地の魅力についてもお伝えしたいのですが、長くなってしまいますのでこの続きはまた今度ということで♪
ホームページを更新してからできる限り週に2回の更新をしております。次回の更新は今回のシャツの色違いバージョンです。すでに通販には掲載済みですので、お時間がある方はそちらからチェックしてくださいねー。それでは7月最後の一週間楽しみましょー!
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