播州織プリントシャツ

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おはようございます。いつもコトノイロシャツのブログをご覧いただき、ありがとうございます。神戸も今日は恵の雨となっています。これだけ良い天気が続くと稲を始め農作物に大きな影響が出ていると思いますので、この雨が少しでも良い影響をもたらしてくれることを願います。そして少しでも気温が下がっていくことを切望します。

今日紹介するシャツはお客様オーダー品のシャツです。特徴としては、生地の両面を使用していると言う点です。コトノイロシャツのブログをいつもご覧いただいている方にとっては、「なぜ?」もしくは「そういうことか!」のどちらかになっていると思います。
神戸コトノイロシャツは兵庫県の地場産業の播州織を95%以上の割合で使用しています。(もちろんこのシャツも播州織です。)その特徴は糸を先に柄を作る「先染め織物」というところで、ドットのような柄を作る際はドビー機やジャガード機という機械を使い、織っていきます。そして織柄ですので表面に対して裏面は、表面に追従した柄や色が現れます(反する柄や色)。
今日のシャツを見ていただくとドット面に対して反対面は無地になっています。みなさんのお持ちのお洋服でも似たような表情のお洋服があると思いますが、それは後染めの一種でいわゆるプリント生地になります。実は播州織でもプリント柄というのは存在し、今日のオーダーシャツはそんな播州織生地を両面に使用したシャツになります。

キッズ用のオリジナルシャツでこのようなパターンのシャツがあり、それを参考にオーダーされたのですが、お客様のこだわりは、ボタンと生地の関係性でした。
既製品はメンズのため打ち合わせが逆で、左前身頃が無地でした。オーダーの当初は前身頃はその関係性を維持しポケットをドット柄にするということでしたが、よくよくお聞きすると「ボタンを閉めた時に無地の上にボタンがくるのが、柄との共通性があってカワイイ」ということが判明しました。女性の方ですので打ち合わせが逆になり、既製品と同じ柄いきだとボタンを閉めた時にボタンがドット柄の上に来るということで、「前身頃の柄を逆にしてポケットのつけ位置も逆」ということで最終決定となりました。
またポケットも飾りポケットでしたので右利きのお客様でも特に不自由がないのも、障壁をなくしたポイントだったと思います。

オーダーでシャツをご注文されると、既製品と同じように作りたいというご希望でも、今回のようにその方の好みや個性が詰まったシャツが出来上がります。どんなシャツを作ろうか決めていない場合でも既製品を参考にしていただいたり、ご希望をお聞きしながらご提案させていただきますので、お気軽にお越しくださいねー。

お盆休みまでもうすぐですので、楽しい時間が過ごせるように体調を崩さないようにしてくださいねー。今日も良い一日でありますように♪

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