神戸とシャツとボタン

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こんにちは。気が付けば9月も1/3が過ぎましたが、どのようにお過ごしでしょうか?いつも神戸でシャツを手掛けるコトノイロシャツのブログをご覧いただき、ありがとうございます。神戸だけなのでしょうか?日中の日差しが和らいできた気がします、、、。でもこれからは台風シーズン、また秋雨前線の影響を強く受ける季節でもあります。線状降水帯やゲリラ豪雨などの予期せぬ事態にも対応できるように、日々備えて行く必要がありますね。

今日はボタンのお話をしようかなと思います。神戸コトノイロシャツでは2011年の創業以来「貝ボタン」をメインに使用しています。メインに取り扱うボタンは、高瀬貝・白蝶貝・黒蝶貝・茶蝶貝・淡水貝で、オーダーシャツではこれらのボタンのサイズは10mmと11.5mmからお選びいただけるようにしています。またオプションでは厚みが3mmあるタイプもそれぞれでご用意しています。
使われている貝が違うため、それぞれの輝きなどが異なりますが、オーダーシャツの受注時は「白系と黒系どちらがイメージに合っていますか?」などと色でお聞きすることが多いです。その後はサンプル生地に直接ボタンを並べてイメージの擦り合わせを行います。ちなみに白系は高瀬貝・白蝶貝・淡水貝で、黒系は黒蝶貝・茶蝶貝になります。

黒蝶貝はグレーっぽい色、茶蝶貝はブラウンやベージュに近い色が特徴で、この2種はシャツとの相性やイメージを優先して選ばれるケースが多いです。白系は単体では似ているように見えますが、数個並べるとその違いは大きいです。高瀬貝はベージュっぽい白、白蝶貝は光が一番反射してピカピカしている白、淡水貝はマットな白と説明します。例えば色のつけ糸でボタンを付ける際は色糸が目立つように淡水貝を勧めたり、黄色が強い白の生地を使用する場合は高瀬貝を勧めたり、、、。一見何でも良さそうなボタンですが、シャツを構成する上では無くてなならない存在です。ぜひオーダーでシャツを作られる際はそんな点もお楽しみいただけたらと思います。

「釦」
シャツ作りを始めるまではこんな漢字があるのを知らなかったです。これでボタンと呼ぶんです。神戸コトノイロシャツでは貝ボタンを使用していますが、おそらくボタンの発祥は金属製だったと推測されますね。また時間がある時に調べてご報告します。そして今日の写真はレアなボタンを!!!
創設以前より同じボタン屋さんからボタンを仕入れていますが15年間で初めてこんなボタンが混ざっていました。コトノイロシャツのシャツは一着あたり平均11個のボタンがつきますので、何万個何十万個分の1という確率になります。貝ボタンは機械で穴を開けるので当然発生する現象なのですが、メーカーさんの検品をすり抜けたのでしょう。逆にいうと確かな品質管理をされているメーカーさんだとも言えます。それはメーカーさんの日々のご対応を見ても感じていましたが、、、(もちろんいい意味で、です♪)。結局、何事も人と人との関係性が大事で、それがさまざまなところに現れるという事ですね。なので今回はレアな商品ということで、みなさんともシェアしたいと思い投稿しました。

ちなみにコトノイロシャツでは全てのオーダーシャツにおいてカルテを作成・保存しております(現在のところは、廃棄期限を設けておりません)。長年着用したシャツのボタンが取れたり紛失した場合、お問い合わせいただければ1〜2個であれば無料でお渡ししております。経年劣化などにより大量のお渡し時は有料となることもございますが、アフターケアでのお困りごともお気軽にお問い合わせください。では、また次回のブログでお会いしましょう!良い1日を♪

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